junk garden & garage

毒を吐くところ








この歌を聴くと、初めて東京で1人暮らしをした夏を思い出す。


お金がなくて、給料日まで1週間、一日のタバコ代とバイト先までの電車賃、


バイト先のアルタで飲む60円のジュース代しか持ってなくて、


(もちろんタバコを買わずパンでも買えば食事はできるのに食べ物よりタバコを選んでいたのだ)


実家から送ってきたすいか4個のうち1個は大家さんに渡し、残りの3個で1週間過ごした。


夜、タバコを吸いながらベランダから東京のネオンを眺め、ジミヘンなどを聴いていた。


アングラな世界に憧れ、まともじゃないお友達がたくさんできて、ホモもおかまもレズも変態も


別に普通に受け入れていた世代。まともじゃないことがかっこいいと思っていたし毎日が楽しかった。






先日、義母の病院の付き添いで待っている間、画家のサルバドール・ダリの本を読んだ。


かなり変態なことが綴られており、本当のことかどうかは分からないけれど、


アンディーウォーホールもかなりの変体生活だったなど、その昔の私なら普通に読み進められたのだろうが、


毎日規則正しい生活と子供のためにまともな考えが定着している今となっては、


読むに耐えられない本だった。やっぱり天才と言われる人はまともじゃないな、と、


途中で読むのを止め、程なく義母も診断が終わり、帰ることにした。


帰りの車で、また義母が自分が受けた30年に渡るDVの話がとめどなく始まってしまった。


義母もその頃は誰にも話せず苦しんだのだろう、「今だから言えるけど・・・」と、


虐待やその他もろもろ、のしんどい話を何度も聞いているのだけれど、


ダリの本を読んだ後では、さすがに気分が悪くなり、家に着くなり吐いてしまった。



それでもやっぱり、誰かに毒を吐かなければストレスが貯まるだろうと、


「大変だったねーー、頑張ったねーーー」


と、聴いてあげることは大切だと思いながら、自分は歳をとっても悲しい切ない話ではなく、


楽しかった自分の人生を語れるおばあちゃんになれるようにしたいなぁーーーと心から思うのだ。






***



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昨日出来上がらなかった・・・。


もう少し!







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by junkgarden-garage | 2010-10-22 15:30 | ざつぶん